前略スズキ様。
今回のモーターショーでのスズキブースは我々スズキオフロードファンとしては
大変素晴らしい夢のクルマの数々を垣間見ることができ、近年うれしいモーターショーとなりました。
ちょうどモーターショー開催中のこの11月の昨年はアピオジムニーで
Raid Trek Taklamakan 2012を走りました。
タクラ・マカン沙漠の語源は、ウイグル語から「生きては戻れぬ死の沙漠」だという広大な場所。
恐らくスズキジムニーが走ったことも最初かもしれません。
目の前に広がる広大な沙漠はまさに地球規模なパノラマ風景。
実際にライヴでのみ味わえる興奮と感動でした。
全行程4200kmタクラマカン沙漠公路を縦断。
アピオジムニーの他はBMWのオートバイ。その名もGSアドベンチャー。
アドベンチャーとは巧く名付けたもので、まさにこの
Raid Trek Taklamakanではその秘めたるポテンシャルをいかんなく発揮しました。
BMW純正装着の温度計は日々−20℃を振り切る中で2段階式のグリップヒーターや
ライダーへの風圧を低減するカウリングやよくできたボックスなどよくできた機構を
目の当たりにしましたが、中でも特記すべきはその航続距離にありました。
通常であればクルマに比べて航続距離の短いオートバイですが、
このGSアドベンチャーはその名に恥じぬ満タンでなんと600キロもの航続距離があるのです。
一方ジムニーの方は、重装備の荷物の影響もあってこのGSアドベンチャーよりも
航続距離では負けていたのですが、そこは今回のモーターショーで流石はスズキさん!
唸りました。
SUZUKI X-Landerのフローティングディスプレイには
「RANGE 680.4km」と表示があるではないですか!
しかも燃料メータはまだ2/3を示しています。
満タンだと1000キロは走れそうですね!
これは実際にジムニーが世界で唯一の高性能小型四輪駆動車であるための
条件のひとつとして是非次期ジムニーにはこの表示通りの
「RANGE 680.4km、満タンで1000Km」ぜひ実現よろしくお願い申し上げます。
草々