JIMNY LIFE ジムニーをとことん楽しむ僕らのライフスタイルマガジン JIMNY LIFE ジムニーをとことん楽しむ僕らのライフスタイルマガジン

CATEGORY MENU

ジムニーで行く林道旅
VOL.002
〜福島県・四時川林道他〜 前編
〜福島県・四時川林道他〜 前編

今回は蔵出し編として、冬期に行った「東北紀行」をお届けしましょう。
冬場だけど、あえて積雪のない場所を探したところ...これが大正解!
林道、温泉(宿)、観光、全てが満たされた、コストパフォーマンスの高い旅となったのだ!

渓谷美が感動的な四時川林道

渓谷沿いに走る四時川林道。注意して走れば川に下りられる場所が発見できるハズ!

福島県は、走れる林道がほとんどなくなった東京と神奈川から、その気になれば日帰りツーリングが楽しめる距離にある「林道天国」。1泊2日のスケジュールであれば、かなり余裕をもって楽しめるのだ。

猪苗代湖の南部や栃木県との県境など、各地にメジャーな林道が走っているが、今回訪れたのは県南部の茨城県境近くの四時川林道。数本の林道と繋がっていて、のんびりと走ったら1日では完走できないほどの林道三昧が楽しめる。そして渓谷美を満喫できるのがポイントだ。

私は過去に2回走りに来たことがある。しかし、かれこれ12、13年前のことなので端的にしか覚えていない。鮮明に覚えているのは、渓谷が綺麗だったこと、そしてクルマが3ナンバーで草木が発育した季節だったため、ボディにめちゃくちゃスクラッチがついたことである…(泣)。
 
今回は冬場で草木は枯れているし、もし夏場だったとしてもJA11のコンパクトボディなら心配無用。ジムニーが林道ツーリングの足だと、ホント心配いらずで済むわ…と言いたいところだが、このときはフルノーマル仕様(このツーリングをきっかけにAPIOやわらちゃんとジオランダーA/T-Sに交換したのだ)。特にタイヤはHT仕様なのでオフロードは苦手。道が荒れて凸凹が激しかったり、凍結していたら絶対にヤバイ…。

周辺は林業が盛ん。そのために林道の整備が行き届いているのだ。

常磐自動車の「いわき勿来インター」で下車。国道289号を西に向かい、2kmも走らない所で脇道に入る。まずは横川林道支線目兼林道からアタック開始!

集落を抜けてダートになると、いきなり針葉樹の深い森に包まれる。道幅はそれほど広くないが、林業が盛んなため路面の手入れはバッチリ。乗用車でも余裕で走れるフラットダートで、とにかく走りやすい。どノーマルタイヤでも安心だ。

木々が豊かなため昼間でも薄暗く、またガードレールなどの人工物がないから、大自然の中を走っている実感が強い。森林浴を楽しみながらのんびりと走らせる。とにかくゆったりと楽しむのが、「ジムニーで行く林道旅」のテーマ。

ダートを飛ばしたいのなら競技に出ればいい。自然との触れ合いで心を癒やしにきたのだから、急ぐ必要など何もない。自然とクルマにローインパクトを心がけながら走らせる…これが贅沢ってものだ。

伐採のために新しい支線が増えている。ほとんどはすぐに終わってしまうが、チャレンジが楽しいのだ。

しばらく走ると展望が開けて、さらに走ると四時川林道へと繋がる。四時川林道は渓流に沿って走るフラットダート。アップダウンが少なく、道幅も広い。これまたとっても気分の良い道である。所々に支線があるから、入ってみるのも面白い。とにかく走り応えのある林道だ。

なお四時川林道は、川まで下りられる場所が数カ所ある(人のみでクルマは無理)。そこでティータイムorランチタイムなんて洒落込んでもイイだろう。Yカメは日頃、このJA11にお茶セットを積んでいる。良い場所を見つけたので、コーヒーを湧かすぞ! と荷室を探したら…あれっ? ない?? 「あ〜〜〜、カメラ積む時に車庫に下ろしてそのままだ!」とYカメ。「なにぃ〜〜〜」心の広い私は軽いボディフック1発で許したのであった(笑)。

この先でイイ写真が撮れたのに、純正タイヤとサスでは凸凹を超えられず…。これでYカメはサスチューンを決意!