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ジムニーを話そう
VOL.010
ジムニーが4ナンバーで欲しい本当の理由。
ジムニーが4ナンバーで欲しい本当の理由。

最近よく来年あたりはジムニーモデルチェンジですか?
あるいは10月ですよね?
という根も葉もない噂や質問がアピオにやってくる。

正直にお答えしよう。
それは逆にこちらが質問したいほどだ。
実は来年あたりにモデルチェンジという噂はかれこれもう5年以上前からあるのだ。(笑)

それはさておき、未来の話だが、いずれ来るであろう
次期ジムニーの商品企画が仮にエスクードのようなモノコックボディに
決まってからではそれを覆すのはかなり厳しいと思われるので
今のうちからいろいろなところで声をあげておかねばならない。

昨日も書いたがジムニーは時計で言えば高性能ダイバーズウォッチ。
ダイバーズウォッチを買う人が皆200mも潜るわけではない。
だがダイバーズウォッチである以上は最低限でもその性能は必要不可欠だ。

ジムニーが世の中に登場して昨年は40周年だった。
この40年にいろいろなことが変わったが、
ジムニーとして大きく変わったことは2つある。

ひとつは四輪駆動車としてスタートは4ナンバーだったものが
途中から5ナンバーの乗用車となったこと。

そしてもう一つは、元々屋根のないジープを起源とするオープンの
クルマだったものが現行ジムニーからそうでなくなったこと。

最近のSUVとかアルファベットを並べたクルマはともかく
四輪駆動車、(略して四駆)というものは
4ナンバーで幌が、正統派なんじゃないの?と思う。

たしかに5ナンバーの方が4名乗れたりするが
いっそのこと2座の四駆を設計した方が自由度が大きいはず。

だいたい四駆で大勢乗れてラグジュアリーなクルマは世の中
いくらでもあるし、それにスズキにはエスクードではないか。

ならば白ナンバーのジムニーは排気量2000CC以下で5人乗れて
荷物も積める箱型の4ナンバー5ドア(個人的にはリアは観音扉希望)

そして軽自動車(660CC)のジムニーはオフロード版コペンというか
割り切ったクルマで4ナンバーのジムニー。
もちろんラダーフレーム。

なんなら以前のスズキのモーターショーで出展していた
スズキ X-HEADみたいなクルマやミニレンジャーみたいなものでもいい。

ダイハツが出展していたハブリダクションのミニレンジャー。
いっそ日野さんあたりで小型トラックとして出しませんか?
だいたいピンツガウワーと同じ雪道を走れる四駆が日本にないのが寂しすぎる。

スガワラさんレプリカ。
日野レンジャーミニ。
私なら買う。

男の子が誰も教えていないのにクレーン車やショベルカーの
工事車両、あるいは消防車が好きなのは
そこに働くクルマとしての魅力にあふれているので
本能的に惹かれるのだ。

しかも日本だけでなく世界のどこでもオモチャをみれば
わかる通り、働くクルマがカッコイイのだ。

四駆好きな大人になってもその感覚を
忘れないというか要するにそのまま大人というか(笑)
もちろん私のことだが。

最近の20代の若者はセンスがよく直感で選ぶモノが凄すぎる。
特にオートバイはかつて売れなくて人気がなかったタイプのものが今や大人気だ。
FTRは当時から好きだったが新車当時は人気がなかったのを覚えている。
ハーレーなんて高校生の頃に好きだ!といおうものなら腹の出たオヤジの乗り物と
バカにされた記憶がある。

時代と共に変化するが、確実に今ランクルの70が新車であれば当時より売れるだろうし
40がそのまんまクリーンディーゼルで販売していたら買ってしまうだろう。

さて今日の本題に入ろう(え?これからデスカ)
ジムニーが4ナンバーで再登場して欲しい本当の理由だ。

上記のように働くクルマに美学を感じる男の子(女の子でもいい)の他に
大きな理由は現実的な話がある。

今トヨタが免許を取ろうというCMを流しているそうだ。
そう、今は免許すら取らない。
特に東京など都心部が著しい。
そもそも楽天市場のクルマ担当者と話しをしてもクルマを所有していれば
珍しく、その多くは免許すら持っていない。

要するに免許がなくとも生活に困らないどころか
クルマを所有することにより得る自由よりも失う自由
すなわちお金がかかりすぎるのだ。

その一つはまずは駐車場。
以前も書いたがトヨタパーキングとかスズキパーキングとかメーカー系列の
駐車場チェーンが全国にあり、しかもそのメーカーのクルマは半額料金とか
だとうれしいのだが。

だいたい彼女とデートをするにしても都内ではかえって不便だし
恵比寿あたりで迂闊にクルマを数時間も停めるとビジネスホテルに
停まって美味しい朝食が食べられるほどの金額がかかる。

そして私が若い頃に4ナンバーのランクル70を買った理由のひとつでもある任意保険。
4ナンバーは当時も今も年令制限がなく特に若い人が入るには比較的入りやすい。

保険はテレビなどで安さ勝負のCMが流れているが、
あまりクルマに乗らない人の保険はどんどん安い代わりに
20代ではじめて免許をとってクルマを買う
保険料は、今やトンデモナイ額になっている。

昔から割高だったが、自分の娘が免許をとって任意保険だけは
出してやると約束していた親が、その金額にびっくり仰天!という話は
身近なリアルな話として最近よく耳にするようになった。

実は任意保険の面からも4ナンバーのジムニーの方が
これからの世代にアピールするには好条件なのだ。

トヨタやダイハツ、あるいはホンダがそれに気が付く前に
スズキとしてはぜひジムニーの4ナンバーを復活してほしいと願う。

4ナンバーを5ナンバーにするのは大変だが
その逆ならば乗車定員を2名にして価格も安くできて
リアシートもできれば内装もバンらしくしてもらえればいい。

4ナンバーはあったけど売れなかったという声があったとすれば
その時と今とはタイミングが違う。

ハイブリッドでコンパクトなスズキツインは
どうみても時代を先取りしすぎた。
今あれば他のどんなエコカーよりも説得力があると思う。

まずは現状で4ナンバーのジムニーを投入していただくというのも
一考だろう。

どうですか?スズキさん。