江の島というと、東京タワーと並んで「いつもでも行けるから行かない」スポットだと思う。僕の周辺でも大人になっても江の島を知らない人が結構多い。昨今では「遠隔操作ウイルス事件」ですっかり有名になった江の島だが、実はとても楽しい場所だったりする。
東京から高速と有料道路を使って1時間30分も走れば、もう湘南海岸だ。湘南のランドマークとなっている江の島には、弁天大橋を使ってクルマで渡ることができる。ちなみに歩道橋は弁天橋と区別する。
江の島に橋がかけられたのは明治の頃で、それまでは干潮の時は干潟を、満潮時は小舟や人足によって運ばれていた。弁天橋がコンクリート製になったのは昭和24年のことで、車道の弁天大橋は東京オリンピックの開催に合わせて整備された。ここ江の島は東京オリンピックのヨット会場だったのである。
島に渡ると道は左手に進み、突き当たりで藤沢市営の駐車場に入る。クルマはここに駐めて、あとは徒歩で探検。島に入る前に、駐車場脇にある防波堤を散策してみよう。横浜大桟橋のようにウッドデッキになっていて、春や秋は海風が心地よい。釣りなどを楽しむこともできるいいスポットだ。
防波堤脇には湘南港(江の島ヨットハーバー)がある。前述の通り、ここを拠点としてオリンピックのヨット競技が行われた。太陽族世代の方なら分かると思うが、昭和の中頃は湘南と言えばサーフィンではなく、ヨット競技だったのだ。置いてある艇も大きなクルーザーとかは少なく、ほとんどがセーリングディンギーばかり。このハーバーにはレストランもあり、海とヨットを見ながらお洒落な雰囲気の中で食事が楽しめる。