[ インタビュアー ]
ここは毎年注目されるところなんですが、同じジムニーのライバルとして菅原さんの名前はあげってくるとは思いますが、今年の対決については?
[ 尾 上 ]
マシンはお互いジムニーJB23、それぞれカスタム、チューニングはしているけど基本的にはマシンはほぼ互角。
あとは、無理して壊さない、ナビゲーションをしっかりやってミスコースをしない、これが菅原さんとの勝負のポイントかなと思っているんだけどね。
うちのナビは今回石原さん。彼はベテランだし経験も豊富、その点ではうちの方がちょっと分があるかなぁと。。。そんな事言ったら菅原さんに怒られちゃうかな(笑
ただなんといっても菅原さんの走りは強烈。侮れない。
[ インタビュアー ]
去年のラリーモンゴリアの四輪参加台数は13台でしたが、今年は更に増えて22台となっていますがこれついてはどう思われますか?
[ 尾 上 ]
うん、増えたね。やっぱり参加台数が多いというのは楽しいよね。
参加台数的にはバイクの方が主役みたいなところがあるから、四輪が増えるとそれだけこちらにも注目が増えるからね。
ワークスレベルのマシンとジムニーでは、ちょっとスピードでは敵わないけど、ジムニーでいかにそういったマシンに近づけるかは楽しみだし、日によっては互角戦える。そう簡単には大排気量マシンに負けませんよ。
[ インタビュアー ]
多くの大排気量マシンが走るモンゴルラリーの中でのジムニーの可能性は?
[ 尾 上 ]
モンゴルラリーだからジムニーが活躍できると思っている。例えばファラオラリーやパリダカといったラリーでは砂漠の山を越えるようなコースがあるけど、ジムニーではパワー不足で越えられない。越えられたとしても時間的なロスを考えると、ちょっと土台が違うよね。
その点モンゴルラリーはジムニーでも頑張ればかなりいいとこまでいけちゃうから。今回も期待していてほしいんだけど、ジムニーは一番小さいから順位も一番下ってことはなくて、TEAM APIOのジムニーが四輪の中でも中間くらいのところで走れると思っている。そういうのが面白いよね。小さい車でいかにデッカイのに対抗して走れるかっていうところが。
デッカイのはエンジンが4000ccとかあるわけ、660ccのジムニーの6倍もある。そういう車に対抗していくのもジムニーで戦う楽しみだよ。
[ インタビュアー ]
最後になりますが、今年のモンゴルラリーの目標と、ひと言メッセージを頂ければと思います。
[ 尾 上 ]
目標のひとつはさっきの話しにもでたけど、ジムニーで優勝は難しいんだけど、大きい車に対抗しいかに手こずらせるか、焦らせるか、簡単には勝たせたくないよね。
そしてもうひとつは、同じチーム内だけど負越している菅原さんにガーン!っと気持ちよく勝ちたいよね(笑
最後に応援してくれている皆さんに大変感謝しております。
がんばってきます!