
TEAM APIOドライバー 尾上 茂(アピオ会長)のRALLY MONGOLIA 2012レポート!
ラリモンゴリア2012でアピオxヨシムラマフラーの強度&パワーを実証!
本年春先、パリダカの鉄人といわれる菅原さんから「ヨシムラさんを紹介するよ・・」と話があった。ヨシムラブランドは2輪業界では有名なようだが4輪業界ではあまり話題にはならなかったのが事実。
さっそくどんな会社なんだろう・・?と本社を訪ねた・・。製品作りから技術担当者さんをはじめ、勿論ヨシムラ社長さんも加わりディスカッション。俺の直感・・!「ヨシムラとアピオが一緒に組んでジムニーのマフラーを作れば素晴らしく面白い製品が出来る」であった。
話がトントン拍子で進み早速開発が始まった、しかしヨシムラではジムニー用は初めてと言う事でマフラー開発に当りJB23を1台開発用に預けた。試作品を作ってはAPIOに持ち込みダイノパック・パワーテスターで馬力やトルクの計測、勿論音量もだ・・。
その甲斐あって6月には量産試作が遂に完成。
しかし実際のフィーリングや強度がハードな走りをするジムニーに持ちこたえられるか・・? そんな問題が・・。
そこで「モンゴルラリーに装着し耐久テストをしよう」となった訳だ。
6月半ば四国松山でラリーの車検、その松山において特に2輪ライダーさんから「ジムニーにヨシムラマフラーですか・・・信じられない・・!」であった。ヨシムラブランドって2輪業界では特別憧れのブランドであるようだ。そしてモンゴルに向けての船積み。いや~けっこう忙しかったな~・・。
8月12日 走行距離約4000kmのモンゴルラリーがスタート。
初日の約400kmは一応舗装道路、一応と書いたがこれが砂利道よりもはるかに悪路。
首都ウランバートル市内であっても道路の排水溝は無い、雨が降れば道路の低い場所はプールになってしまう、これにはビックリ・・!
モンゴルでの舗装工事はとっても簡単、その辺の山から土をダンプカーで運び平地に2mほど積み上げ平らに固め、その上にいきなり5cm厚位のアスファルトを引き、ローラーで固めるだけ。地盤をしっかり固めないから1年もしないうちに穴ぼこだらけになる。結果乗用車では走りつらい・・で道路脇の砂利道を走るほうがまだ車が壊れない・・。
その悪路の影響か・・、路肩にはタイヤやサスペンション周りが壊れたり、外れたりしてひっくり返っている車が何と多いことか・・・でも意外と死亡とか怪我人が出ないようだ・・どうしてかな~?