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13.03.11

【Vol.10-1】ジムニーで行く林道旅~群馬県・赤倉林道他~

「群馬県の老神温泉に行こう!」というYカメの提案から企画された今回の旅。
近くには栗原川林道を初めとするメジャーな林道が走っている。
はい決定! と思いきや、役所に確認したら予定していた林道は全て工事中で通行止め...。
しかし、名も無き林道を教えてもらい、取りあえずチャレンジすることに!

楽し気な観光スポットに吸い寄せられる

オトナ向けの観光スポット『譽國光』の酒蔵。敷地内に仕込み水(関東名水百選)が湧き出ている。

沼田市役所に教えてもらった林道を目指すべく、関越自動車道・沼田ICで降り、県道64号線で北へ向かった。

筆者:「どんな林道か分からんけど、取りあえず何とかなりそうだな」。
Yカメ:「栗原川林道と赤倉林道が通行止めって聞いた時は焦ったよ〜。でも担当者が良い人で助かった」。

「群馬の老神温泉にいい宿があるんだけど、今回はそこに行かね? てか、行きたい! いや、行こうぜ!!」とYカメが強く進めてきた今回の旅。なんでも全国露天風呂百景に選ばれた露天風呂があるらしい。さらに居心地が素晴らしく良いとのこと。近場にはメジャーな林道が数本あるし、反対する理由などどこもない。そこで言い出しっぺのYカメに企画させたところ、予定していた全ての林道が工事中で走れないことが分かった…。しかしそれくらいのこと退くほど、Yカメは淡泊な男ではない。近辺の役所に電話をかけまくり、走れる林道の情報を聞き出したのだ。

Yカメ:「宿に向かう途中に走れる林道が2本あるって。詳細は不明だけど、ジムニーなら走れるんじゃないかって、担当者が言ってたよ」
筆者:「すげー執念だな。そのやる気を普段の仕事でも発揮してくれ(笑)」
Yカメ:「あん? それはオレの言葉だ!」
筆者:「マジに受け取るなって」
Yカメ:「はいはい」
筆者:「またか! 『はい』は1回でいい!!」
Yカメ:「はいはいはい、すみませんね〜」

まったく成長しないふたりであった…。

『譽國光』では工場見学の他に利き酒が可能。大吟醸ソフトクリームも人気が高い。

途中にあった「道の駅川場田園プラザ」に休憩がてら立ち寄り、現地の確かな情報を収集。そこで『日帰り温泉』と『酒蔵』を観光メニューに追加した。これで1日目の予定は、『酒蔵』→『林道・その1』→『林道・その2』→『温泉』→『宿』に決定。

訪れた酒蔵は『譽國光(ほまれっこう)』。小さな酒造だと思っていたら、駐車場には普通車十数台に加えて観光バスが5〜6台も停まっている! 酒造りの見学に加えて、利き酒ができるので人気を呼んでいるみたいだ。利き酒…酒好きにはこの上ないサービスである。『据え膳食わぬは男の恥』ではないが『こりゃ〜辛抱溜まらん!』。しかし、飲酒運転をするわけにはいかないので、断腸の思いで我慢した…。その代わりに『大吟醸ソフトクリーム』を食べたのだが、これが驚くほど美味! 利き酒できなくて落ち込んだ気分が一気に晴れたのだ。単細胞な性格で良かった〜。

1本目の林道はすぐにリタイア!

写真だと分かりづらいが、かなり勾配がきつい。30分で200mしか進めなかった…。

役所に教えてもらった林道は2本で、入り口は同じ道沿いにある。先にある林道の入り口は分かりやすいのだが、手前の林道は集落の中を抜けていくので迷う可能性が高い。そこでまずは先にある林道を目指すことにした。

「ログハウスを過ぎてすぐにある道です」との説明通り、1本目の林道はすぐにアプローチできた。最初から未舗装路で、急な左カーブを超えると凸凹がキツくなり、リーフリジッドのJA11が暴れだす。

「こりゃ〜楽しそうじゃん!」と心を踊らせていると、目の前に突然立派なトンネルが出現。やはり林業として大切に使われている道なのだろう。走れることに感謝しながら先を目指した。

寂しい感じの林道に不似合いな立派なトンネル。林業用の大切な道なのだろう。

少し走ると広場が出現し、その右側に勾配のきつい道が延びていた。2駆では絶対に無理なので4駆、さらにトランスファーをローにして進んだがあっけなくスタック…。ほかのクルマは広場までしか来ないのだろうか、広場まで路面は引き締まっていたのだが、突然フカフカ状態に変わったのだ。さらに水路の凸凹がキツくて、少し進む→スタック→バック→少し進むの繰り返し。
Yカメ:「楽しそうじゃん! オレも運転したい」。
筆者:「OK! すげ〜走り甲斐があるわ〜」。
30分ほどで進んだ距離は200メートル弱…。オフロード遊びとしては楽しいのだが、抜けるとなると1日がかりになりそうなので潔く退散することにした。

路面は柔らかくフラットなのでJA11でも快適に走れる。ただしガードレールがないので要注意!

2本目の入り口は少し戻った場所にある。小さな集落を抜けると未舗装路に変わり、いきなり荒涼とした風景となった。ピストン林道なので、地元の人も山菜採りの時しか走らないのだろうか? 手入れされている感じはない。

とは言うものの、路面は柔らかい土で、凸凹もさほどキツくないため走りやすい。ただし道幅が狭く、ガードレールもないので注意が必要だ。そして高度をジワジワと上げていくと路面が雪に覆われてきた。

南斜面は溶けているが、北側になると一面が白銀の世界。凍結していないのが救いだ。そして稜線に出ると谷川連峰の姿が! 眺望を期待していなかったので、これは嬉しい誤算。片道3.5kmほどのピストン林道だったが、かなり楽しめた。教えてくれた役所に感謝である!

稜線に出ると視界が明るくなり緑が豊かになっていた。雪と緑のコントラストが美しい。

その2へつづく...

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