• 前の記事
  • 次の記事
13.06.10

【Vol.13-1】ジムニーで行く林道旅~福島県・二岐林道他~

ある日「今度郡山市に行くんですけど...」と河野さんから連絡が入った。
『もしかして!』の期待通り、林道ツーリングのお誘いだ!
郡山...福島県と言えば、Yカメとふたりでいつか行こうと決めていた温泉がある。
それも林道を走り終えてすぐという、素晴らしい立地条件。
筆者とYカメは喜び勇んでスケジュールを調整し旅の計画を立てた。

もしかしてふたりは、怪しい関係?

渓流のすぐ脇というロケーションが何とも魅力的な露天風呂。これを見たら入りたくなるハズ!

「ここ最近、河野さんと会ってばかりいるんだよね〜」とYカメ。各種雑誌の取材&撮影の他、広告の打ち合わせが相次ぎ、ひと月の間に二週間近く顔を合わせているとか。

筆者:「奥さんよりも会話時間が長いんじゃね?」
Yカメ:「マジでそうかも知れん」
筆者:「もしかして…」
Yカメ:「何?」
筆者:「怪しい関係になってたりしてな(笑)」
Yカメ:「そんなワケねーだろ!」
筆者:「業界に危ない噂として流しておくか!」
Yカメ:「信じる人がいるかもだから、マジでやめてくれ〜」

という冗談はさておき、前回に続き今回も河野さんが参加しての3人旅となった。郡山市がスタート地点となるのだが、林道好きなら知っての通り、福島県は林道パラダイス。この企画でも過去にVol.02「四時川林道」、Vol.04「黒沢林道」と2回掲載しているが、走れる林道はまだまだたくさんある。温泉も豊富だから、まさに理想的な場所。選択肢が多い分選ぶのに苦労するという、なんとも贅沢な悩みで頭を困らせる…。

そして一番の目的としたのが「二岐温泉」。羽鳥湖の南西に位置する温泉で、二岐林道を走り抜けてすぐという、理想的なツーリングができるのだ。さらに温泉は平家の落人伝説がある地で、渓流沿いの天然露天風呂がウリ。林道の距離は短いが、走り足りなければ2日目にロングダートを走ればいいこと。河野さんも「いいですね〜」とノリノリ。果たして今回はどんな楽しみが待ち受けているのだろうか?

会話好きなふたりの先導は危険

ブナに囲まれた、とても瑞々しい雰囲気の二岐林道。羽鳥湖側から向かった先は二岐温泉だ。

河野さんが今回乗ってきたのは、デモカーの『バンビー号』。60mmアップの『つよし君レッド8段コンプリートサスペンションキット』と『静香御前マフラー』、『前後バンパー』、『WILDBOAR X 16インチホイール』などを装着したTS4仕様をベースにサンドベージュカラー、エイジング加工など遊び心とミリタリーテイスト溢れる仕様だ。さらにタイヤは人気沸騰の「ジオランダー・ワイルドトラクション」を装着しており、河野さんはいつも以上に走る気満々。そして例のごとく、YカメはJA11からバンビー号へと乗り移った。

筆者が羽鳥湖に来るのは、4×4MAGAZINEの恒例行事『スノーアタック』で訪れて以来、10数年ぶりのことで懐かしさを覚えた。道の駅で休憩がてら地図でルートを確認し、いざ二岐林道へ!

先頭はYカメが助手席でナビ役を務めているバンビー号だ。筆者は後を追うだけだから非常に楽である。ただし不安がひとつ、それは河野さんとYカメは会話が弾むと二人だけの世界に突入し、ペースが上がること。前回ロングダートで置いてけぼりにされそうになり、さらに大きな凸凹でボディが揺らされて頭を激しくぶつけたたことが脳裏に浮かぶ(汗)。まぁ、二岐林道は距離が短いから迷うことはないからいいんだけど、少し、いやめちゃくちゃ不安だ…。

不安が的中? 林道の入り口が消えた?

バンビーのサンドベージュカラーは緑豊かな大自然でも映えてGOOD! 勇ましさも他のカラーの数段上に感じられる。

羽鳥湖の道の駅から林道はすぐの距離。地図を持っているし、カーナビも備えているから迷うことはない。…と思っていたら迷いに迷った。西へ向かったかと思えばUターンして今度は南へ。しばらくするとまたUターンして、再び西方向へ。するとまたUターン…?

筆者:「どうしたの?」
Yカメ:「ナビの地図が間違いなのか、林道の入り口がないんだよ」
河野さん:「手持ちの地図でも合っているハズなんですけどね」

バンビー号のナビを確認すると、確かに林道が載っているのだが、現場にはそれらしき入り口がない。そこで筆者もJA11のカーナビで検索。確かにルートは間違いないのだが、林道の入り口が見当たらない…?? 会話に夢中となったふたりが見過ごしていたかと思っていたがそうではなかった。「オレ達は一体どこに居るんだぁ〜〜〜」。

それから林道の入り口はすぐに見つかった。地図よりも数百メートル北側にあったのだ。原因は不明だが、取りあえずアプローチできてひと安心。3kmほどと短い距離だが、ダートランを楽しむぞ!

短い距離でも自然が豊かだからOK!

二岐林道は全長3kmほどと短い。すぐに走り終えるから、のんびりと景色を楽しみながら流したい。

二岐林道は二岐温泉に務める人たちの生活路となっているのだろうか、手入れが行き届いている。我々が走った時は玉砂利が敷かれたばかりのようで、路面の凸凹はほとんどなし。乗用車でも普通に走れる道だ。それだと四駆のありがたみを実感できないのでは? と思う人がいるかも知れない。確かに四駆の優れた機動性は体感できないが、自然豊かな中を走れるのだから不満はない。新鮮な空気と緑に囲まれた中をのんびりと流すと、それだけで心が洗われるからだ。

景色や新鮮な空気を楽しみながらまったりと走っていたのだが、見通しの良い長い直線になると前を走るバンビー号のペースが急に上がった。ルート上の安全が確認され、河野さんが鞭を入れたようだ。ジオランダー・ワイルドトラクションの性能を試したくなったのだろう。「凸凹が少ないからこっちも大丈夫だぜ!」と筆者も負けじと後を追うことにした。

前回のツーリングで感じたのだが、60mmアップの『つよし君レッド8段コンプリートサスペンションキット』の安定した走りは、後から見ているとよく分かる。小さなギャップでは左右のサスがスピーディに伸縮するだけで、ボディは固定されているかのように動かないのだ。深いワダチなど大きな凹凸を攻めたらさすがにボディは傾くものの、挙動が乱されることはなく、平然と走り抜ける。見ていて惚れ惚れするパフォーマンスを発揮するのだが、今回はいつも以上に軽やかな走り。これはワイルドトラクションの効果だろう。

ワイルドトラクションは同ブランドの185サイズよりも1本あたり約1kg軽量。走りを大きく左右するバネ下重量がトータルで4kgも軽くなったのだから、パフォーマンスは大きく向上して当たり前のこと。にやけながらドライブする河野さんの様子が頭に浮かんできた。走り終えて話を聞くと、思った通り!

筆者:「いつも以上に軽やかに走っている印象でしたけど、実際はどうでした?」
河野さん:「やっぱり分かりましたか! スタート時の加速や足の動きがとてもスピーディですね。そして乗り心地もイイ! このタイヤ、ウチのサスと愛称が良いみたいです」
Yカメ:「いつも快適だけど、確かに今日は特に快適だったね。助手席で感じるのだから、運転していたらそうとう楽しく感じるでしょ! 河野さん、気持ち悪いくらいにニヤニヤしてたから(笑)」
筆者:「オレはその顔を想像していた」
河野さん:「バレてましたか!(笑) いや、でもホントに楽しかったな〜」

短くも楽しかったダートランを終えたら『二岐温泉』の看板が立っていた。さぁ、お楽しみの温泉タイムだ!

「ジオランダーのワイルドトラクションはダートも良いですね!」と河野さんは楽し気にドライブ。
  • 前の記事
  • 次の記事