車検会場にて ~チームアピオ4台体制紹介~
2013年のラリーモンゴリアで、熱い戦いを繰り広げるジムニーは5台。チームアピオからは、毎年真剣勝負で楽しませてくれている尾上号、菅原号を含め、参戦経験のあるJB23が再び加わり4台体制で参戦。また、マットサービスファクトリーからJB43ベースに製作した蔦田号が初参戦する。
ラリーモンゴルに向けて5台のジムニーが一堂に会したのは、6月22日(土)、愛媛県松山市にある愛媛国際貿易センター(I-LOT)にて行なわれた国内車検でのこと。この車検の時には、出場者の必要書類、航空券・ホテル・ゲル、保険などの確認をする行政検査、レギュレーションに定められた装備品検査、そして競技マシンの検査が行われ、終了後そのまま船に積み込まれる。この国内車検でのさまざまなチェックと船積みまでが、実は出場者にとっての大きな関門で、マシンの作り込みや装備品の準備など、それぞれがこの日に合わせて懸命に進めてきた。ダカールラリーの鉄人・菅原さんも尾上さんも「ラリーは準備8割、現場2割」と、常々話してくれていたが、本当にその通りなのだった。
そんなヤマ場も、主催者SSERによって、出場者の検査から車検、カルネのチェックなど、次々に円滑に進められていった。車検を終了すると、ジムニー5台は順次船積み用の倉庫へ並べられた。チームは違えども始終和気あいあいとした雰囲気の中、モンゴルの地へ思いを馳せていたようだ。この日、尾上号のライバル、菅原号の菅原義正さんは残念ながら欠席だった。例年、車検場から尾上号V.S.菅原号の楽しい攻防シーンが始まるが、今年は8月11日のモンゴル・ウランバートルでのスタートからになりそうだ。
ラリー本番は、8月11日(日)~18日(日)の8日間。11日にウランバートルをスタートし、モンゴルの大草原、山岳地帯、ゴビ砂漠と変化する約3500㎞を8日間かけて走破し、18日に再びウランバートルへゴールとなる。SSERのホームページで発表されたエントリーリストによると、二輪が40台、四輪がカミオンを含め21台、国籍も日本、モンゴル、韓国、スウェーデンと、まさにインターナショナル。四輪のほとんどは大排気量の4WDばかりだが、その中で5台のジムニーがどう闘っていくのか、ジムニーと選手と大自然が絡み合い、さまざまなドラマが生まれるに違いないだろう。
SSERのホームページでは、毎日ラリーモンゴリアのレポートと順位が報じられる。応援メールも受け付けているので、チェックしてみよう!