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ON THE STREET BURGER
VOL.034
初春・天空の麦酒~Antenna America [横浜・関内]

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初春・天空の麦酒~Antenna America [横浜・関内]

目にも楽しいボトルビールがずらりと並ぶココは、いま人気沸騰中の横浜の穴場。
居心地良し・眺め良し、そしてハンバーガー良しの、実は隠れたアーバンリゾートである。

関帝廟通りのAPIOジムニーコンプリートカーTS7「ハンバーガー号」

記事をご覧いただく前に、心より心より、どうぞこれだけはお約束いただきたく……Don't Drink and Drive. 飲む時はクルマは置いて。クルマで来た時はビールは買うだけ。飲まない。持ち帰る。どうしても守れないという人がいた場合は仕方ない、月に代わってお仕置き仕り候……。

中華街の春

毎月1日アップゆえ、当コラムはここ2年、年頭最初のジムニーライフを飾っている。2014年は代々木公園「ARMS」を取材して年末の明治神宮の様子を、2015年は根津の「HEDGE8」を訪ね、根津神社の様子を伝えた。さて今年はどこへ……と思い浮かんだのが横浜中華街。 中国の正月は春節、旧正月なので2月初旬の方が祝いも盛大なのだが、行くとそれでも正月らしい飾りつけが多少はされている。APIOジムニーコンプリートカーTS7、我らがハンバーガー号を停めたのは関帝廟の前。今年は謎の円盤に追い回されませんように……などとお詣りしつつ、折角中華街まで来たのだからお昼は中華……ではハンバーガー号の名が廃(すた)る。と、ちょうど近くにこれ以上ないイイ店があるのを思い出した。 その店の名は「Antenna America(アンテナアメリカ)」。店名の通りアンテナショップ、アメリカのアンテナショップである。アメリカのクラフトビールを扱い、情報発信している。 アメリカのビールと言うと今やバドやミラーではないのだ。米国はまさにクラフトビールの一大活況期。この地球上でいま最もビール造りが盛んな大陸はおそらく北米だろうというぐらいに、30年前には90社ほどしかなかった全米の醸造所が、今では「ブルワーズ協会(Brewers Association)」に登録しているだけで2,500社、未登録も含めると3,500社以上もあると言われ、毎年数百のペースで増え続けているという。 そんな全米のブルワリー各社が造る斬新かつ個性的なクラフトビールを日本に輸入・紹介しているのがアンテナアメリカのオーナーである「ナガノトレーディング」だ。

管理温度3~5℃帯

全米30余のブルワリーより直輸入するクラフトビールのインポーターにして、米国ブルワーズ協会正式会員であるナガノトレーディング。おそらく初の日本企業会員だろう。
届けたいのは現地で飲めるおいしさそのまま。長距離輸送のため味が落ちたのでは意味がない。そこでナガノトレーディングは何より「徹底した温度管理」を重視・励行している。 工場出荷後、「米国内のトラック輸送」→「船便待ちの港の倉庫」→「輸送中のコンテナ」→「日本国内の保管倉庫」さらに「取扱店の売り場」まで、ビールに適した3~5℃帯での冷蔵を徹底管理。ワインと同じ18℃ではビールは劣化する。そこでビール専用の冷蔵コンテナを用意し、船内の積み場所まで指定。日本国内の配送ももちろん冷蔵。売り場においても冷蔵で販売することを商品取扱いの条件にしている。 費用は掛かるが品質第一。製造者の思いも消費者の期待もどちらも裏切らない「誠実なビジネスがしたい」と社長・大平朱美さん。APIO河野社長と同じ岡山県のご出身。

Antenna America [横浜・関内]

ラベルを見るだけでも楽しいクラフトビールが100~120種。ブルワリー各社が作るグッズや調味料なども販売している
そんなナガノの"ショールーム"が本社オフィス上階のアンテナアメリカである。 酒販店や飲食店など、本来は"業者"との商談をするための場だったのが、一般のお客さんも入れるようにしよう。取扱い商品を買えるようにしよう。飲めるようにしよう。飲んでばかりではアレなので、フードも出そう……と飲食店の機能も持つようになった。 入って向かいの壁一面が全て冷蔵ケースになっており、缶とボトルが100~120銘柄! どれもアメリカらしい大胆かつ奇抜、あるいはコミカルなデザインのラベルばかり。さらに最大8つのケグ(樽)がタップに繋がれており、つまり日本国内では稀少なアメリカンクラフトビールの「樽生」が飲めるという……もう行くしかない! 場所は中華街からも遠くないJR関内駅の反対、伊勢佐木町の界隈。商店街「イセザキ・モール」から少し入った古いオフィスビルの5階。まさかこんなところに"そんなパラダイス"があろうとは……。
エレベーターで5階へ。元は事務所用のスペースを2部屋つなげた広々した店内。床はオフィスでよく見るパンチカーペット。以前は照明は白色の蛍光灯だった。そこに止まり木の机・椅子。カウンターの向こうに樽生のタップが全8つ。そして壁一面の冷蔵ケースの中に瓶・缶ビールが100~120種類!

※5・6階のテラスはパイントグラスおよびボトルの持ち込み禁止。ボトルはプラスチックのカップに移し替えてから外に出るのが決まり

Antenna America [横浜・関内]

― shop data ― 所在地: 神奈川県横浜市中区吉田町5-4 第六吉田ビル5F アクセス: 首都高神奈川1号横羽線・横浜公園出口より4分 駐車場: ビル隣にコインPあり TEL: 045-315-5228 URL: http://www.antenna-america.com/ オープン: 2013年2月14日 * 営業時間 * 月~金: 15:00~23:00(フード22:00LO) 土曜日: 11:00~23:00(フード22:00LO) 日祝日: 11:00~22:00(フード21:00LO) 定休日: 無休(要確認)

大岡川の畔のハンバーガー号
ナガノトレーディング社用車、通称「1号」との2ショット
ボディは全面ビールのラッピング、扉を開ければ中は冷蔵車。来月のアンテナアメリカ3周年の記念に名前の公募が決定
カウンターの中にはタップが全8つ。国内では稀少なアメリカのクラフトビールの樽生が飲める
こちら5階テラス
6階のフーズボールと……
アイスホッケーのゲーム。1ゲーム100円
こちらは「ミックスナッツ」。この量で310円とお値打ち
「ビアドッグ」460円はUSポークのソーセージをクラフトビールで贅沢にスチーム
この冬おすすめの3品。すべて冬季限定。左:加州「SIERRA NEVADA」の「CELEBRATION」はガツンと強烈なボディ。中:コロラド「NEW BELGIUM」の「ACCUMULATION」は白ビールのIPA。右:加州「LAGUNITAS」の「BROWN SHUGGA'」はモルトの比率を間違えて出来たという強烈にモルティな一品
チーム・アンテナアメリカ。左から机・佐々木・杉垣・アレックス・森・クレイトンの皆さん。クラフトビールの基礎知識からトレンドまで懇切丁寧に教えてくれる