茨城、栃木、群馬のいわゆる北関東は、どうも他の地域の関東人から軽視されているように感じられる。僕は月に一度は北関東を訪れるが、この3県は目立った観光地もなく若干地味ながら多くの魅力がある。古の文化が多くの残っており、同時に日本人が長年育ててきた里山も豊かだ。アウトドアレジャーを楽しめるスポットだって多い。
茨城や栃木はかつて、常陸国、下総国と呼ばれ、飛鳥時代には大国だった。つまり物心ともに豊かだったということが分かる。訪れれば分かるが、21世紀の今日も日本人の心をくすぐる原風景が茨城から栃木にかけて多く残っているのだ。
今回の旅のメンバーは2台のTS4、そして隊長と山岡C。常磐道を2時間ほど北上し、高萩ICで高速道路を降りる。高萩は明治維新後、日本の近代化に則って石炭産出で栄えた町だが、現在は木材加工が産業の中心となっている。そういうこともあって、ICからさほど走ることなく山間への道に変わる。
山岡Cによると、茨城と栃木の県境にあたるこの地域には、今も多くのダートが残っているらしい。だが、年を追うごとにゲートが作られて一般車両の進入を規制している道が増えているのも事実だ。