黒沢林道を抜けると県道325号線となり、そのまま北上する。1/12万という大雑把な地図でも迷わないほど、一ノ瀬戸四ツ屋林道も簡単にアプローチできた。注意書きの立て看板を過ぎると、そこから先はダートの世界だ。
渓流沿いを走る黒沢林道では、ほとんど眺望できなかった。唯一期待した安藤峠も草木が元気すぎて×…。一ノ瀬戸四ツ屋林道は稜線近くを走るから、かなりの景色が期待できるだろう。
「なんだかいい写真が撮れる予感!」とYカメも気合いが入っている。期待しているぞ、Yカメよ!
最初こそ森の中を走っていたが高度を上げるにつれ視界が明るくなってきた。
「おおっ! 来るか? 来るのか?」、Yカメとふたりで期待が高まる。
「多分、このコーナーを抜けたら、どか〜んと来るよ!」→コーナー終盤→「ほ〜ら!?」→コーナー抜ける→「あれっ? 来ね〜(泣)」を繰り返すこと十数回。ダメだ〜。