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ジムニーで行く林道旅
VOL.007
~富山県・坪野虎谷林道~ 前編

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~富山県・坪野虎谷林道~ 前編

冬季閉鎖される前に積雪地方を走りたいな…なんて思っていたら朗報!
APIOの河野社長から「富山でイベントを開催します。そのついでと言ってはなんですが、林道ツーリングしましょうよ!」と嬉しいお誘い。
断る理由などないので、「是非!」と二つ返事で今回の旅が決定した。
初めて走る林道に、初めて訪れる温泉…どんな楽しみが待っているのだろう?

噂はしてみるもんだ!

ジムニーなら走れるかも? という道。確かにジムニーより大きなクルマでは走りたくない道だ。

筆者:「今回は雪が降る前に北か東に行きたいね~」
Yカメ:「だね~。長野か岐阜か、山形か…。てか、また河野さんを誘おうか? 前回のツーリング、すごく喜んでいたじゃん。もしかしたら、お誘いの電話があるかもね(笑)」

そんなふたりの話が盗聴されていたかのように、河野さんから連絡が入った。
河野さん:「10月末に富山でAPIOのデモカー展示イベントを開催するんですよ。せっかくだから帰りに林道ツーリングしません? 」

予定していた積雪地方のツーリングがこうもたやすく決まるとは…たまには噂話をしてみるもんだ。デモカー(JB23)だから、快適な走りが確保された。理想的な展開である。さて、林道はどこへ行こう? すぐに思い浮かんだのが、牛首林道だ。支線を含めれば30kmものダートが楽しめる。世界遺産となった白川郷の合掌造りに泊まるも良し。近くの温泉に泊まるも良しで、宿探しだって困らない。定番とも言えるコースだが、何度訪れても飽きることのない場所である。よし決まりだな!

雑草で状況が分からなくなった道を歩いて確認しにいった河野さん。「これ以上はムリです!」と退散することに。
筆者:「富山からの帰路なら牛首林道を走って白川郷に泊まる! これでしょ!!」 Yカメ:「あ~、それはパス」 筆者:「なんで?」 河野さん:「ボクもパスですね」 筆者:「だから、なんで??」 Yカメ:「いやさ~、去年河野さんと行ったばかりなんだよ。だからパス」 河野さん:「まだ1年しか経ってませんからね。だから違う林道を走りたいな~」 筆者:「おいおい、オレは行ってないぞ! てか、その話初耳かも! なんでふたりで…。オレ、除け者…(泣)」 Yカメ:「まぁまぁ、ガキじゃないんだから拗ねるな(笑)」 確かに、それくらいで拗ねるようなガキじゃないし、歳でもない。気を取り直して計画を練り直すことに。地図とにらめっこして選んだ林道は「坪野虎谷林道」、宿泊先は「小川温泉元湯」に決めた。いずれも訪れたことがないから、いつも以上にワクワク感が高まってきた! そして数日後、「ウチの尾上会長も同行してイイですか?」と河野さんから連絡が入った。もちろん大歓迎である。そしてクルマはJB23とJB43(ともに最新型)のデモカー2台が出動することに。新開発したばかりのダンパー「RE50」を装着しているので、その走りも楽しみだ!

地元の生きた情報を様々入手

雑草の成長が交通量の少なさを物語る。バイクしか走りに来ないのかな?
当日は予約していた列車が悪天候によって運休され、筆者とYカメの富山入りが危ぶまれたが、なんとか天候が回復。明日、明後日のツーリングは好天に恵まれそうだ。林道ツーリングは雨でも楽しめるが、やはり晴れた方が良いに決まっている。せっかくの露天風呂だって雨が降っていたら興ざめしちゃうしね! 待ち合わせ場所に行くと、「色々と最新情報を仕入れておきましたよ!」と河野さんが嬉しそうに切り出した。聞けばイベント会場に富山在中の友人が遊びに来たので、林道や観光スポットなど、穴場情報を仕入れたとか。現地の最新情報ほど頼りになるモノはない。「これで間違いなく楽しい旅となるぞ!」と確信し、その友人が住んでいるであろう方角に頭を下げた。
気になる支線はひたすらアタック! 行き止まりは分かっているが「何かがあるかも知れない!」と冒険心をかき立てる。
JB23は河野さんがドライバーでYカメがナビ、JB43は尾上さんがドライバー、筆者がナビという組み合わせで出発。まずは河野さんの友人から仕入れた「ジムニーならば走れるかも?」という抜け道で坪野虎谷林道を目指すことに。なんでもその道は地図に記載されている舗装路なのだが、地元の人々もあまり使わないらしい。「どんな道なんだろ?」と楽しみにしていたら…これが想像を絶する道であった。 最初は「細いけどジムニーなら何とか走れるな!」と思っていたら、進むにつれて雑草が濃くなり、ヤブ扱きなんてレベルではなくなってきたのだ。そしてついにワダチがなくなり、路面がまったく見えない状況に…。「ちょっと確認してきます」と河野さんが様子見に行ったが、すぐに手をバツにして笑いながら戻ってきた。「もう、笑うくらいヤバイっす。路肩もどこか分からないからやめましょう」…と言うことで勇気ある撤退。遠回りになるが、正規のルートから入ることにした。
針葉樹に囲まれたフラットダート。路面と景色は次々に変化するから、クロスカントリー気分を味わえる。