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ROADWINショックアブソーバーN8モニター、静岡県にお住まいの萩原様です。

お 名 前 ：萩原様
装着車両：ジムニーJB23-9型 MT車
お住まい：静岡県
ご来店日：2014年11月22日

ジムニーの主な使用目的は通勤と街乗りという萩原様。タイヤを含めまだノーマル状態だったのでオフロードは控えていらっしゃるとのこと。しかし、お乗りのバイクはオフロード車のセローということもあって林道等ラフロード走行はお好きとのこと、これからはジムニーでもラフロードを走りたいとお考えだそうです。

※写真はN8装着前の純正サスペンション

[ ノーマルサスペンションの満足度と印象 ]
満足度：満足
ロール感、突き上げ感には多少不満を感じていましたが、軽自動車の四駆車としては完成度の高い車だと思います。

[ モニター応募への経緯 ]
アピオのホームページはジムニーに乗る前から拝見させていただいております。
昨年9月にジムニーを手に入れてから完全なノーマルで、1年強・約1万キロ程、舗装路のみを走行してきました。

車に慣れて行くと同時に悪路では素晴らしいはずの乗り心地とハンドリングに、街乗りやワインディングでは不満を感じていました。

現状、インチアップをしてまで険しいところへ行く予定は無いので車高は今のままで乗り心地・操作性を快適にしたいと考え応募しました。

[ 純正とN8を乗り比べてのレポート ]（空気圧は前1.6、後1.8の標準にて）

＜ 純正ショックアブソーバー ＞
・良くも悪くも路面の凸凹は全て拾う。
・ワインディングでのロール感がある。特に一定のＲを超えたカーブが酷い。
・高速走行では路面のうねりを長く感じる。
・急制動時のブレーキの効きが悪く感じる。（瞬間的に不快なリアの突き上げ感有り）

元来、複数名の乗車を前提設計された街乗り＋多少の悪路可というショックアブソーバーだと思います。
とても柔らかいのに常に細かい振動を拾って走るため、長時間の運転ではかなり疲れます。
うねり道路での高速走行は勿論、路面にうねりが無くなった直後しばらくは車体が上下してしまいます。

＜ N8：前後１と２段 ＞
・路面凸凹の吸収が抜群に良い。純正の比ではない。
・街乗り、ワインディングでのロール感は純正と同じか少し強い。
・少人数乗車での高速走行（うねり道路）の走行には少し不向きな感じ。
・急制動時のブレーキは前に沈んで後ろで伸び上がってバウンドする感じ。

圧倒的に純正より上質な乗り心地になります。しかしながらオートマチック車や運転の優しい人には無関係と思いますが、ミッション車では1速→2速へのチェンジ動作でも上下に車体が振れます。改めてノーマルコイルの柔らかさを体感できる設定です。
故に少人数乗車でかつ低速走行向けと思います。良く言えば「車高の高い極小リムジン」のイメージ。
得意分野は河川敷などのゴツゴツ感のある荒地の低速走行かと。（M/Tタイヤで試してみたいところ。）

＜ N8：前後３から６段 ＞
・路面の凸凹は吸収は小気味良い。
・街乗り、ワインディングでのロール感は小さくなる。
・高速道路（うねり道路）の走行でもほど良く吸収される。
・急制動時のブレーキはバウンドせずきちんと止められる。
・シフトチェンジ時にも余計な上下動が無くスムーズ。

安定的な上質感を感じられます。純正より初期入力は柔らかく、その後はほど良く硬いのが◎。
路面の凸凹も１段と遜色ない程度に吸収し、さらにうねり道路にも強いです。
ブレーキ時も大暴れせず安心感がある。ブレーキの弱い車ですが制動距離が短くなったような気がします。
元々、この範囲を中心にユーザーの使用域として設計されているのでしょう。
交換後、前後4段で発進直後にショックアブソーバーの効果を実感し、帰路もとても快適でした。
街乗り、高速道路どちらでも車体が小暴れしないで運転が楽です。
車体の重心等によってこの範囲内で前後で異なる設定をするのもお勧めできます。
（未舗装路での低評価は苦渋の選択。せっかく1段や8段があるので状況に応じ選択すべきと考えます。）

＜ N8：前後７と８段 ＞
・確かに硬い。路面の変化を体感できる。
・凸凹の吸収は少ない。突き上げ感は純正に近いかもしれない。
・ロール感は極端に少なくなる。
・高速走行での路面のうねり感は長時間ではない。むしろ荒い路面の状態を実感できるのでシビアな運転が可能。

フラットダートなどの走行に最も適していると思います。こちらもオフタイヤで試してみたいところ。
ハンドリングも素直にスムーズなため高速走行、ワインディングにも対応できるスポーツタイプです。例えるのならば「車高の高い極小Ｆ１カー」のイメージ。
当方では検証できませんでしたが4名のフル乗車時には、また違った見方もできる設定かと思います。

[ N8を使用して気がついた点 ]

• ダイヤルの硬さ・・・4箇所に若干、個体差があります。女性や握力の小さい人ではダイヤルを回すのに苦労するかもしれません。


• ダイヤル調整時の姿勢・・・これは車体の構造とノーマルコイル用の宿命ですが、車体が低いので膝は地面につきますし腕まくりも必須。前方の調整にはまず前タイヤの後方から頭を入れて位置、調整方向を目視にて確認の後、腕を入れてダイヤルを回します。特に腰痛持ちの方はその姿勢に注意した方が良いでしょう（後方は前方に比べ姿勢が楽です。）


• 8段も？・・・マッチングがノーマルコイルですので8段まで細分化したチャンネルを多用するユーザーは多くはないかもしれません。1段と8段のバルブ開閉率を残し、中間にプラス2段の全4チャンネルでも効果は十分体感できそうです。

[ N8ショックアブソーバーまとめ ]
純正から「N8ショックアブソーバー」に換えてジムニーの運転が楽しくなりました。
レポート冒頭の表の通りN8へ交換して高評価になるシチュエーションが多く、万能でかつ快適なお勧めのショックアブソーバーです。
現在は前6段、後4段の設定で快適です。（前は5段でも甲乙つけがたい）
これからも市街地では中間のチャンネルを利用して、シチュエーションに応じて変更していこうと思いますし、未舗装路にはバイクだけではなくジムニーも出動させたくなりました。オフタイヤの装着を検討します。
また次回のショックアブソーバー交換時にも貴社製品を選択したいと思います。（随分と先の話ですが・・・）