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13.08.01

【Vol.4】湘南・大磯で海とバーガー、そしてジムニー ~ BESNUG [神奈川・大磯]

夏なので夏らしく――
真夏の湘南・大磯で海とバーガー!サーフィンとバーガー!
海には、ハンバーガーがよく似合う

真夏のジムニー"三台"噺

店の前で、謎の「3台目」のジムニー

この日、オンザロード編集・鈴木"監督"および私の組と、「ON THE STREET BURGER (OTSB)」初登場であるAPIO河野社長と、それぞれ別々に真夏の湘南・大磯(おおいそ)へ向かったのである――「2台のジムニー」で。


私と監督の組は東名厚木ICから小田原厚木道路を経て大磯へ。乗っているのは白いボディのシエラコンプリートカー、通称「湘南エディション」。これが「1台目」のジムニー。一方の河野社長乗車のジムニーは「TS7」。これまでの3つの記事に登場したアノ渋いグレーの車である――誰かが「バーガー号」と呼んでいたような気がする。これが「2台目」のジムニーである。


この日は以上「2台のジムニー」が出動した。

洗車中の「1台目」、湘南エディション

さてそうなると↑上の写真に写り込むジムニー、「これはナニ?」という話である。1台目が「白」で、2台目が「グレー」、ではこの黒い「3台目のジムニー」は一体……というのがこの夏最大のミステリー。


§ §


以前私が自主出版した雑誌に載っていた、イラストレーターGAO NISHIKAWA(ガオ・ニシカワ)氏の描いたAPIOの広告を見て、「どういうご関係ですか?」と店主・柏原さんに尋ねられたのが今回の取材の始まりだった。神奈川・大磯のハンバーガーショップ「BESNUG(ビースナッグ)」とはその1年ほど前から交流があったが、柏原さんがジムニーのオーナーだと知ったのはその時が最初である。


「ハンバーガーショップ」で、かつ「ジムニー所有」、もちろんお求めはAPIO……「OTSB」にこれほど相応しい店も無い。まさに"うってつけ"の一店、一つの「極み」である。


さらには大磯と綾瀬(あやせ)という同じ神奈川県内、相模国同士のよしみ。「是非にも!」と社長直々の出馬を乞い・願い・奉り、それで今回河野社長のOTSB初登場が実現した次第。


ということで「3台目のジムニー」は、BESNUG・柏原さん所有の一台。よって本記事には計3台のジムニーが登場する。

一服の涼をお納め下さい

話戻って上↑の写真の撮影より遡ること1時間と少し前……。


高速を降りたところで「取材の前に洗車したい」と監督が言い出した。白いボディのシエラコンプリートカー、通称「湘南エディション」――見れば確かに汚れが目立つ。目的地を前に我々はガソリンスタンドへ立ち寄った。


油汚れに泥汚れ、頑固な汚れをきれいさっぱり洗い流して、ボディも窓もピカピカに……なったのだが、しかしこのジムニー、今回の取材中一度として使われることは無かった。「だのにナゼ洗車?」というのがこの夏・第二のミステリーである。だが、それは愚問というもの――。


なぜなら、海水浴もキャンプも花火も打ち水も、夏らしいことを何一つしない"インドア"な私にとってこの洗車――の様子を写真に撮り収めること――は、今夏私がした中で最も夏らしいアクティブなイベントだったからである。それと比べれば洗車した車を使うも使わぬも、取材のことなど、どうでもよいこと……(笑)。


夏の陽射しに白く煙る水飛沫を浴びながら、がむしゃらにシャッターを切ったその一夏の"思い出"を、今回は"特別"に、いつもよりカットを多く使ってご披露したく……どうぞ一服の"涼"をお納め下さい。

サーフィンとバーガー

「3台目」のジムニー、柏原さん所有のTS4。サーフボードは車内に積むのがサーファーの流儀

BESNUG・柏原さん所有のジムニーはコンプリートカー「TS4」、車体色はブラック。


柏原さんはBESNUGの店主であるのみならず、日本サーフィン連盟湘南西支部の支部長を務めるサーファーである。奥さんと息子さんは全日本選手権にも出場する腕前。さる7月14日には店の名を冠した大会「BESNUG CUP」を初開催。全国から200名の波乗りが参加した。


そんなサーファー柏原さん。3~4年もの間迷った末に「10年後に後悔しない」ためジムニーを購入した。


サーフボードは屋根には載せずに車内に積むのがサーファーの"流儀"だそうで、助手席を倒せば2枚まで積み込める上、リアから出し入れが出来るので便利と柏原さん。サーファー内での人気も上々で、見れば誰もが「カッコいい」と言って欲しがるそうだ。

日がなサーフミュージックとサーフィン関連の映像が流れる店内

店は6年前、2007年にオープンした。が、その経緯が変わっている。


柏原さんはさらにもう一つ、新聞の販売店を経営している。その新聞代金の「支払い窓口」を兼ねて当初ここに雑貨屋を営業していたが、どうせやるなら趣味と実益を兼ねた飲食店にしようと、長年の夢だったハンバーガーショップに改装した。


テーマは海。ハワイやカリフォルニアの海の傍によくある、一本道の道端にぽつんと一軒だけ在る小さな店――そんなイメージだと柏原さん。白塗りの壁に木の椅子机。こじんまりとした田舎風な造り。装飾の少ない店内にぽつんと掛かる油彩画は、サーフ・アーティストMie Ishii氏の作品。シャッターにもIshii氏の絵が描かれているのだが、これは営業中には当然見ることが出来ない。

海を見ながらバーガー

一歩入ればこじんまりとした田舎風な造りである

ハンバーガーは全13品。チキン、フィッシュ、海老を使ったサンドイッチが計8品。ドッグ3品。スパムロール、そしてハワイアンには欠くことの出来ないロコモコなど。中から「パインベーコン」1,000円を選んだ。


パティはUSビーフ100%、130g。つなぎ無し。密集した挽肉の「赤身な感じ」が楽しめる。店名の焼印が秀逸なバンズもミシッと目が詰まり気味の生地。トマト2枚。ベーコンも2枚。いつまでもホカホカと温かいグリルドオニオン。そして「極厚」の蜜漬けパイナップルと、その甘さをさらに際立たせるBBQソース。総重量もなかなか、ケチャップ&マスタードがわかりやすく絡んだ、にぎやかなバーガーだ。ランチセットは「ハウピア」というココナッツミルクで作ったハワイの自家製デザートが付いて大変お得。

東海道・大磯宿にあるハンバーガーショップ

店名はお嬢さんが命名。小さな店だけれども「心地好く過ごして欲しい(Be Snug)」との思いが込められている。海水浴場発祥の地のひとつ・照ヶ崎海岸まで200m、徒歩3分という好立地。店内で食べるのも好いが、この季節、砂浜まで出て海を見ながらハンバーガーを食べるもまた好し。


東京・日本橋より68km。現在の国道1号線、旧東海道八番目の宿・大磯宿のまさに只中にある、でもスゴク"波乗り"なハンバーガーショップである。

< 文:松原好秀 写真:松原好秀、鈴木洋一 >

BESNUG [神奈川・大磯]

― shop data ―
所在地: 神奈川県中郡大磯町大磯1093
アクセス: 小田原厚木道路 大磯ICより5分
駐車場: 専用P3台。国道1号沿いにコインP複数あり
TEL: 0463-63-0333
オープン: 2007年4月10日
営業時間: 11:00~18:00
定休日: 月曜日(※要確認)

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