JIMNY LIFE ジムニーをとことん楽しむ僕らのライフスタイルマガジン JIMNY LIFE ジムニーをとことん楽しむ僕らのライフスタイルマガジン

CATEGORY MENU

  • すべて(506)
  • ジムニー車中泊・ひとり旅(41)
  • ジムニー探検隊NEXT -聖地探訪-(2)
  • ジムニー探検隊NEXT -祭り、その街-(10)
  • ナローシエラで林道探訪(28)
  • ジム知る(13)
  • ユイカメjimny(24)
  • ジムニーを話そう(13)
  • 湯 あみ旅 / 木村亜美(6)
  • 森の光と黒蔵の旅 / 写真家・瀬尾拓慶(19)
  • TSジムニーのトリセツ(8)
  • ビヨンド・ザ・フィールダー(15)
  • ジムニーで行く林道旅(92)
  • 山下晃和のアピオジムニー旅暮らし(37)
  • ON THE STREET BURGER(47)
  • 日本再発見ジムニー探検隊(82)
  • ジムニーライフ トップへ戻る
ナローシエラで林道探訪
VOL.009
ナローシエラで林道探訪 Vol.9

CATEGORY MENU

  • すべて(506)
  • ジムニー車中泊・ひとり旅(41)
  • ジムニー探検隊NEXT -聖地探訪-(2)
  • ジムニー探検隊NEXT -祭り、その街-(10)
  • ナローシエラで林道探訪(28)
  • ジム知る(13)
  • ユイカメjimny(24)
  • ジムニーを話そう(13)
  • 湯 あみ旅 / 木村亜美(6)
  • 森の光と黒蔵の旅 / 写真家・瀬尾拓慶(19)
  • TSジムニーのトリセツ(8)
  • ビヨンド・ザ・フィールダー(15)
  • ジムニーで行く林道旅(92)
  • 山下晃和のアピオジムニー旅暮らし(37)
  • ON THE STREET BURGER(47)
  • 日本再発見ジムニー探検隊(82)
  • ジムニーライフ トップへ戻る
ナローシエラで林道探訪 Vol.9


雑誌『ジムニー・スーパースージー』に連載中の『林道パラダイス』との連動企画。
2023年9月から10月にかけてナローシエラで巡ってきた北海道の林道記を綴らせていただく。
旅のごく一部ではあるが短い動画も作ったので併せてご覧いただければと思う。

Photo & Text : 赤ぞう
1968年神奈川県生まれ。成城大学卒。日本ジムニークラブ神奈川支部所属。ブログがきっかけとなり2011年からジムニー・スーパースージーに林道ツーリング記の掲載が始まる。著書は「ジムニー林道アドベンチャー」(SSC出版)。千葉県房総半島の林道沿いの家に暮らしながら、日本中の林道を旅することを楽しみとしている。愛車はナローシエラ。
<YouTube赤ぞうチャンネル>

新十津川町エリア

新十津川町では中空知スーパー林道とも言われる林道群を探訪。まずは国道451号から始まる林道学園沢線に向かった。入口にはフクロウとクマの標識が立っていて歓迎されるかのように探索を開始。時折り舗装となる比較的フラットなダートを登って標高200mほどのピークに差し掛かると南方向に山々を見渡せた。この林道で見かけたフクロウ標識の中には古い木製のものもあり、微妙に絵柄が異なるので手描きなのだろう。温かみがあっていい。

次の町道士学線は走りやすい砂利道。東方向への脇道に入ってみると、滑りやすい土でタイヤを空転させながらも登って行けたが、勾配が厳しくなるにつれて登れなくなった。空転してもがいているうちに道の端へ寄ってしまい後退もできない。ここからは電動ウインチの出番だ。15mほど先の立木をアンカーにしてワイヤーをセッティング。巻き上げながら登るもタイヤのグリップは回復しない。さらに上の立木にウインチワイヤーを掛け替えてウインチング。それでもタイヤは空転するばかりで自走はできない。登り切るにはワイヤーを何回も掛け替えてウインチで登るしかないようだ。ここは諦めよう。撤退はバックで下ることになるが、ブレーキを踏み過ぎるとタイヤがロックし滑って道を逸脱しそうなので慎重に操作。何とか無事に本線へ戻ることができた。
続いて走った林道三輪線の峠付近では伐採作業の真っ最中。伐採されたばかりの丸太が積み上げられていた。その先で西方向へ続く脇道に入ってみる。緩いアップダウンのある長い直線ダートを進むと広大な伐採跡地に出て行き止まり。周囲には送電線などの人工物がない雄大な自然が広がっていた。
次の林道北美沢線へ向かう道そのものがいい砂利道だったので、北美沢線の入口を通り越して西へ進んだ。するとヒグマの糞を発見。クマ避け鈴を身に付けていたが役に立つのやら。ばったり遭遇したらと思うと恐ろしい。幌加尾白利加川が近付いてくると路肩が少し決壊。ここは通れたがその先で通行止。チェーンで封鎖されていた。地形図では尾根を越えて抜けられるはずだが仕方がない。
戻って北美沢線へ入ると洗堀による溝もあったが難なく通過して標高300mほどのピークに到達。紅葉で赤く染まった木もあって美しいが、この近くにもヒグマの糞が落ちていた。ヒグマの生息域に入り込んでいることを再認識。より慎重に行動しなくてはと思いながら走っていると通行止のバリケートがあった。その先の路面は崩落。あと5kmぐらいで道道432号線へ抜けられるのだが残念。引き返すことにしよう。
沼田町では沼田駐屯地の西側の舗装路を登り十字路の先の細い砂利道に入った。坂を下った突き当たりを右折。地形図によるとこの道は真布川沿いに登り山を越えてポンポンニタシベツ川へ抜けられるはずだ。ところが2kmちょっとのところに鉄ゲートがあり立入禁止の看板があった。残念。引き返して恵比島駅へ向かう。この駅は連続テレビ小説「すずらん」で明日萌(あしもい)駅として使われたロケ地で、昭和初期の駅前が再現されている。人の気配がなくて寂しいが、なかなかいい雰囲気だった。次に目指したのは恵比島神社の裏山へ登れそうな道だ。林道北竜線に入ってすぐに北方向の道に入る。下草が刈り込まれた細道を登って行ったが、途中から行きたい方向の道の熊笹が刈られていない。妥協して刈られている方向へ進んでみたものの、倒木を乗り越えた少し先で行き止まりとなった。北竜線に戻って西へ進み峠を越えた先で南方向への脇道に入ってみる。地形図にはない道だが方向的には下界まで繋がっていそうな感じだ。ところが伐採跡地から先は熊笹とススキの茂り方が酷くなり前進を断念。北竜線に戻って国道233号へ通り抜けた。