早朝に自宅を出発。
相模湾を左手に眺めながら西湘バイパスを西へ進む。真鶴道路、国道135号と走り継ぎ、県道20号で熱海峠を越えて県道11号に入った。まずは林道箱根山線。本線はアスファルトで舗装されていたので下り方向へ続く脇道に入ってみる。コンクリートで舗装されていたが落ち葉や土砂が積もっていて土道のような感じだ。枝分かれする道は多かったがどれも行き止まりばかり。まるで迷路のような森を楽しませてもらう。簡易舗装に堆積した黒土はとても滑りやすく、ゆっくり走っていたのにカーブで滑走。危うくコースアウトしそうになった。本線に戻り北上して原生の森公園に立ち寄る。休憩がてら池の周りを散策。水面に映り込む木々が美しく紅葉の季節に訪れるのも良さそうだ。本線を進んだ先の林道中尾線の入口には「石畳の史跡保護のため国道1号線への通り抜け厳禁」との看板があった。通り抜けられなくても石畳を見たい衝動に駆られ入ってみる。
ところが1kmほど行くと関係者以外立入禁止となり石畳を見ることなく引き返すことになった。戻る途中で函南原生林の案内板が目に留まる。江戸時代から禁伐林として保護されてきた原生林とのこと。息を深く吸って森の空気を味わい一休みする。再び本線を進むと右に曲がる方向に砂利道を発見。この林道庚申松城山線はこのエリアで最初の非舗装路だ。やっぱり林道は舗装されてない方がいいなぁと嬉々として進んだのも束の間、1km弱でアスファルト舗装になってしまったが駿河湾を見渡す広々とした耕作地帯に出た。道路脇には純白のテッポウユリが咲き、舗装だろうが砂利道だろうがどっちでもいいという気持ちにさせてくれる。