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山下晃和のアピオジムニー旅暮らし
VOL.029
再びジムニーで山登り
再びジムニーで山登り

ア・ジ・旅
海外サイクリスト兼モデル 山下晃和のピオムニー暮らし

メイン画像は本沢温泉まで一番近いところへアクセスできる駐車場。ここは四駆のみ通行可能です。

先日、今度はプライベートで八ヶ岳、硫黄岳に登って来ました。天気予報を見ると、雨マークだったのですが、山小屋に着いた後に降ったため、僕らは当たりませんでした。ラッキー!

ザック6個をルーフキャリアに積んだら車内は荷物なくて広々使えます。ジムニーの積載性は屋根にアリ!

今回は6名のメンバーで登ったのですが、高速道路は中央道を使って長坂ICまで。もしくは関越道の佐久ICでも良いです。僕の自宅からは中央道のほうがアクセス良かったのと、GW明けなので空いているという予想から。

 スマホのナビを稲子湯温泉に設定し、ギリギリまで進むと、四駆だけが行ける駐車場があります。本沢温泉という日本で最も高所にある温泉に行けるのですが、下の駐車場からだと登山で1時間。車だとだいぶショートカットになります。
ところが、この道が荒れに荒れていて、しかも車一台ギリギリ。アップダウンもあり、何より登りがキツイ。相当な傾斜です。一台は普通の乗用車だったので、下の駐車場に停め、体力のある2名だけ足で登ってもらい、ジムニーを走らせます。

 ジムニーに搭載されている四駆ボタンを押して、Lにシフトレバーを合わせます。ローギアのことです。このトルクはアピオへ行ってぜひ体感してほしいですね。ザックだけはルーフに積みました。その数なんと6個!初の6個積みです。しかも、ザックは20リットルくらいから70リットルくらいの大物まで。一番大きいのは自分のですが。下が擦りそうなくらい激しい道でも、アピオジムニーならなんのその。走破性に一同で歓声(?)、笑い声(?)が森に響いたほど。
ぜひ、この道は物凄く楽しいので行ってみてくださいね。

さすがのジオランダーのタイヤもダメかと思ったら、余裕でしたね。

そこから歩いて、本沢温泉の山小屋まで、5月で下界は30℃という予報にも関わらず、夜は冷えるのが高所。ダウンパンツが役に立ちます。

ここが入口。車はこの手前まで。

山小屋もGW後のためお客様も少なく、にぎやかなグループと僕らのワンゲル部のみという贅沢な宿泊。温泉も極上で、秘湯感が漂います。やや暗い屋内は雰囲気が抜群、身体を洗う場所はありませんが、硫黄と鉄分たっぷりのにごり湯は疲れた体を癒し、心も健やかになります。身体の芯から温まるという言葉以外に見つかりません。他にも野天温泉もありますが、寒かったので次回また。こちらは混浴です。

次の日は晴れ。それも雲一つない快晴。これまたラッキー!本沢温泉からは残雪がある道を上がり、標高2760mの頂へ。ここは爆裂火口という壮大な岸壁が見られ、雄大に構える赤岳、横岳も見えます。天気がいいとさらに北アルプスまで。雪を冠した稜線と、高地ならではの乾いた風が気持ちいい。登山はこれだからやめられません。

ここの道はけっこうキツかった!息が上がりますが、がんばりどころ。

帰りは夏沢ヒュッテの前でお昼。持ってきたシングルバーナーとコッヘルを広げ、各自ラーメンを食べたり、スープを飲んだり、珈琲を沸かしたり。下山後は、稲子湯温泉に立ち寄り、美味しい野辺山の牛乳アイスを食べました。

7月に仕事でシアトルのマウントレーニアに登ることが決まったので、練習も兼ねて、多めの荷物を積みました。水もできるだけ飲まないように。登山に行くときは、毎回一つの目的を作るようにしていますね。今回は重い荷物を効率よく登れる身体を作ること。
それが達成できて良かったです。
もちろん、景色を見ることも、仲間と交流を深めることが一番の目的ですけどね!

残雪がある八ヶ岳。
桜もようやく開花といったところです。標高があるからでしょうね。
本沢温泉の山小屋。しっかりとした造りで個室もあるので、安心して泊まれます。布団も毛布おあって、食堂も雰囲気がイイですよ。
本沢温泉ではコーヒーも飲めるようです。
僕のザックは大きいのですが、これもトレーニングのため。
これが爆裂火口。硫黄岳の一番の見どころでもあります。アメリカみたいですね。
横岳、赤岳が楽しめるパノラマの硫黄岳山頂。
硫黄岳登頂!この瞬間疲れも吹っ飛びます。