異常な暑さにやられグッタリの毎日だが、遊びに出かけるなら涼しげな場所へ行きたいと思う。
清らかに流れる沢、木陰、ひんやりとした風がそよぐようなロケーションでまったりと過ごしたい。思いついたのは福島県南会津にある七ヶ岳エリアである。ここは美しい自然の宝庫で魅力的な沢も多く、何といっても縦横無尽に広がる林道を満喫できるという素晴らしい場所なのだ。
東北道を北上し塩原の温泉街を抜けて県境を越えると七ヶ岳エリアに入る。
まずは七ヶ岳林道のメインルートへ。林道へ入ると直ぐに酷く荒れた沢が目に飛び込んできた。以前は美しかった七ヶ岳林道沿いの沢も数年前の集中豪雨で川床ごと持っていかれ今もなお無残な姿のままだ。護岸工事は進行しているものの、もう元の美しかった姿には戻らないであろう。
自然は素晴らしく、ありがたいものだが、残酷な部分も持ち合わせているのだと改めて気づかされる。周囲の支線林道脇にも美しい水の流れる沢がいくつかあったが、水際まで車で降りることができなかったので、沢でのお楽しみは明日へ先送りすることにしてキャンプ場へと向った。