次に目指す林道は『萩の尾線』。『町道高嶺線』と繋がっているようで、わずかな距離を残して繋がっていない、ピストン林道だ。県道490号線(?)と繋がっており、すぐにダートとなっている。入り口にゲートや『通行止め』の看板は立っておらず、雪も見あたらない。これならなんとか終点まで行けるかな?
路面は引き締まっていて走りやすく、道幅も広いから気分は良好。しかし、木の葉が枯れ落ちた完全なる冬景色がややもの悲しい。初めて走る林道なのだが、以前に訪れたことがあるような気が…? もしかしてデジャビュ??
しばらく走って気が付いた。山肌や路面の色合い、樹木の植生、傾斜の具合、所々にある長い直線などが、ここから北西にある『王城枝垂栗林道』を彷彿とさせるのだ。Yカメも気がついたようで「なんか見慣れた景色だと思ったら、確かにあの林道と似てる。同じ山系だもんな」。
『王城枝垂栗林道』は途中に『日本中心の碑』が立っているメジャーな林道で、筆者はこれまでに5回は行っている、お気に入りの林道だ。話を戻そう。
『萩の尾線』を気分良く流していたら、またしても前方に積雪が見えてきた。これも越えるのは無理っぽいし、越えたところで結局は行き止まりなので、すぐさまUターン。そのまま街に出て昼食を採ることにした。