スノーキャンプは楽しい。
零下の中で凍え、装備は濡れ、何をするにも通常のキャンプよりひと手間かかってしまう酷寒キャンプ。しかし、雪の造形物や小動物の足跡、ウインドウに現れる氷の結晶など普段見ることのできないシーンにたくさん出会えるのである。
そこで重要となってくるのが場所の選定であるが、これがなかなか難しい。白銀のフィールドで思い切りキャンプしたいとはいえ、雪が多すぎると森に入って行けないし、少ないとただ寒いだけの普通のキャンプと同じだ。リサーチしてみても、雪質や量などリアルな雪の情報は現地に行ってみないと分からないというのが実情だ。とはいえ、いつまでも地図を見ていても仕方が無いので、長野県の小諸市から立科あたりを漠然と目標に決めた。後は行き当たりばったり的に、狙いの雪を探しながら彷徨ってみることにした。