今回の宿泊先は袋田温泉にある「思い出浪漫館」。宿は旅の思い出を大きく左右する存在なので、私は(みんなそうだと思うけど)心温まるサービスに美味しい料理、快適な温泉の3つを重視している。そこで選んだのが「思い出浪漫館」というワケ。
ちなみに袋田温泉は、平安時代に開湯はされたと云われる歴史ある温泉。泉質はアルカリ性単純温泉で、太平洋戦争の頃は胃腸病に特効があると認められ、海軍の指定旅館となっていた。周辺には大子温泉、月居温泉、淺川温泉、森林の温泉などがあり、総じて奥久慈温泉郷と呼ばれている。
袋田温泉で最も人気の高い宿が「思い出浪漫館」だ。訪れるまでは、大きな宿泊施設のため、ホテルのような「いかにもマニュアル通り」な接客を想像していたところ、いい意味で裏切られた。とてもアットホームな雰囲気&サービスなのだ。
温泉は渓流沿いに設けられた露天風呂、それも源泉かけ流しだ! 情緒豊かで心底くつろげる温泉である。内風呂も半露天かつ豪華な造り。滞在中に3回も浸かるほど気持ちが良かった〜。
さらに夕食は、四季折々の厳選した海の幸と山の幸を使用した創作料理でお持てなし。「常陸牛」と「奥久慈しゃも」、「大子湯葉」という奥久慈三大味覚を味わわせてくれるんど、見た目にも美しい美味しい豪華料理で満足度は100%オーバー。部屋は心落ち着く純和室で、日頃の疲れは全て吹き飛んだ。
夕食後、部屋で寛ぎながら二日目のスケジュールを相談。すると当初は直帰予定だったけど「元気になったから、もう1本走りに行くか! 」と意見が一致。なんとも単純な2人である。