男のジムニー車中泊ひとり旅 番外編 1-1
Men alone travel by jimny
「ジムニー車中泊の旅」はコンパクトなジムニーの車内を広々と使うため、登山のテント泊行レベルの装備(最低限必要な物)を基本としている。
必然的に道具は厳選されるので、信頼できるしっかりとしたものが必要だ。
今回は番外編として車中泊で使用しているアイテムをクローズアップしてみた。
Photo & Text : 山岡和正
車中泊でのひとり旅は自由気ままで楽しい。時間や他の物事に束縛されることなく好きな時に好きな場所へ行けるからだ。ジムニーなら多少の「狭い」「凸凹」「荒れている」といった道でも躊躇することが無いので、行く場所の選択肢はさらに広がる。
「車中泊」のキーワードで直ぐに思い浮かぶフル装備のキャンピングカーは快適だが行ける場所に限界があるし、小型四駆の車内をキャンピング仕様に改装を施せばただでさえ狭い空間をさらに圧迫することになるだろう。
機動力のあるジムニーでウイルダネスを目指すなら、「最低限の装備で車中泊」に尽きるといっていい。そこで重要になるのが装備の内容となるのだが、基本の考え方は登山と同じで良いと思う。ミニマムな装備は車内空間を広げ居住性を増すことができるのだ。
とはいえウォーキングではなく車なので必要に応じてプラスαの物を持っていけば、さらに快適で楽しみ方も増えるだろう。
THERN-A-REST「Z-LIGHT」
NANGA「myxCUSTOM」
安眠を約束する寝具コンビ
旅の行程の中で睡眠は最も重要な行為だろう。浸透素材と良質なダウンを使った寝袋と、岩場でも使えるクローズドシェル素材のマットは最強コンビだ。
LEATHERMAN「WAVE」
マルチツールの代表格
これ一つ持っているだけで、何があっても大丈夫な気にさせてくれる頼れるヤツ。装備されているアイテムが絶妙で、それ以上でもそれ以下でもない。
Helinox「ChairOne」
アウトドアチェアーのスタンダード
体を包み込むような座り心地が癖になるコンパクトチェア。アルミフレームに弾力があり、いい感じに撓ることで体型を選ばず受け止めてくれる。
PELICAN「1510」
軍事規格もクリアした防水ケース
小物や割れ物などを整理して収納するためにハードケースを使おう。強固なケースなら台座・椅子・テーブルとしても使えるし、地面が濡れていても問題ない。
SOTO「REGULATOR Stove ST-310」
維持費のかからない万能ストーブ
気温が低下しても高出力を維持するマイクロレギュレーターを搭載し、結構大きなコッヘルでも乗せられる。カートリッジガスはコンビニでも入手可能。
SUZUKI JIMNY SIERRA JB74
旅に使用する車も道具の一つだ。このウッドランドトレイルを通過点とする旅には2インチ前後アップのサスペンションとMTタイヤ、アプローチアングルを稼げる前後バンパーは必須である。