アピオスタッフの井上です。
2018年10月26日から28日まで開催されたミリタリー&キャンプイベント「ミリキャン」にジムニーシエラJB74で参加してきました!
今回はスズキの純正オプション品を活用して新型ジムニーでの車中泊にチャレンジ。
車両はジムニーシエラJB74ですが、室内構造およびスペースはジムニーJB64と共通。車中泊を楽しめるように工夫された新型ジムニーの快適性は如何に!?
アピオスタッフ Ken Inoue
井上スペック:182cm・74kg
ミリタリーキャンプはミリタリー好き、キャンプ好きのためのイベントということもあり、車両やテントにも皆さん拘りが凄い!リアルなミリタリービークルでの参加者さんも多かったです。
アピオは2日目の土曜日からミリキャンに参加。朝9時過ぎに設営完了。
土曜日は14時くらいまで雨となってしまいましたが、それ以降は晴天!2日目は気持ちのいい天気で富士山も綺麗でした。
結論、寝れます!そして快適です。
182cm、74kgの私がぐっすり寝れました。こちらの写真はリアゲートが開いた状態で撮影しておりますが、実際にはリアゲートを閉じた状態でも身体を斜めにせずに、真っ直ぐで寝れましたよ。
足先がちょっと助手席アシストグリップに触れる感覚はありましたが、それも身体を少し斜めにすれば無くなり、圧迫感や窮屈感はほとんどなく快適。
先代のジムニーに比べるとリアフェンダー内張の出っ張りが無くなり、リアセクションが完全フラット化され横に広くなったメリットは非常に大きいです。
今回車中泊に使用したアイテムは、
シュラフ:NANGA UDD BAG 380
マット:スズキ純正ベッドクッション
シェード:スズキ純正プライバシーシェード
本栖ハイランド(現:富士本栖湖リゾート)の標高はおよそ1,000m。
10月末頃の夜はかなり冷え込みます。また風も強く吹きます。
テントにUDD BAG 380ではかなり寒かったかもしれません。ですが車中泊なので風の影響も受けることなく、天井から露が垂れてくることもないので、寝巻きはTシャツにロンTを重ね、下はフリースのロングパンツでさほど寒さは感じませんでした。
テント泊ならもっとダウン量の多いシュラフが必要な感じ。
オートキャンプならコンパクトさにそこまで拘らなくていいので、また同じようなシチュエーションがあればコスパのいいNANGAのDOWN BAGシリーズを検討してみようと思います。
次は、今回使用した2つの純正オプション品についてお話しします。
まずは純正オプションのベッドクッション。
品番:B9YB(99000-99071-T04)
定価:32,000(2018年11月時点での税別価格)
大きいです...寝心地は良いのですが、畳んでもデカイです。
今回はブース出展ということもあり荷物も多めだったので車載で結構なスペースを取られるのはちょっと困りました。
そしてこれを普段使用しない時にどこに収納しておくのか??これは悩むとこかもしれません。
[ GOOD POINT ]
◎ 厚手の低反発ウレタンフォームは寝心地GOOD!
○ 取り扱い、設置が簡単。
[ BAD POINT ]
× 大きい!収納、車載に困る大きさ。
× キャンプ用テントマット、シュラフマットに比べてかなり高額。
△ ジムニー専用設計では無い汎用品なので、室内形状にピッタリというわけでは無い。
折り畳み形状で部分的に厚みを変更できるので、フロントシートがフラットになりきれない車のシートではテント用のシュラフマットを使うよりは寝やすい。テント用マットでは寝ているうちに少しずつ身体がフロントシートの方に落ちていきます。
またクッションも厚く寝心地はとても快適!
とは言えかなり高額な上に大きい...自宅での収納場所には困らないよ、という方や、車に積みっぱなしでOKという方にはお勧めだと思います。
続いて、こちらはプライバシーシェード。このプライバシーシェードはフロント3枚セットとリア3枚セットが別売です。
フロント品番:BAPY(9914D-77R00)
フロント定価:22,000(2018年11月時点での税別価格)
リア品番:BAPZ(9914D-77R10)
リア定価:25,000(2018年11月時点での税別価格)
前後用共に非常にコンパクトに収納可能。フロント用3枚は全て枠にハリガネの入ったポップアップタイプ。それに対しリア用3枚はハリガネ無しの折畳み式。
フロントウィンドウ用は枠に入ったハリガネバネで突っ張るのとサンバイザーで抑えるだけの簡単装着。
フロント・ドアウィンドウ用はハメ込みとプレート差し込みでの固定、説明書がわかりずらい(?)ので事前の予習が必要です。ぜひ出発前に一度説明書を熟読いただき試着することをお勧めいたします。
フロントのドアウィンドウ用は二重構造でメッシュ(網戸)がありこれは非常に便利です。
リア3枚は吸盤固定。メッシュ機能は無し、枠のハリガネも無し。吸盤固定でメッシュ機能もないリア用の方が値段が高いのは謎です??
先に申し上げた通りフロント・ドアウィンドウ用にはメッシュ(網戸)機能がありますが、破損の恐れがあるため装着後のウィンドウ操作はNG。つまり窓を閉じた状態で装着した場合、メッシュで外の様子を確認することは出来ますが空気の入れ替えは不可。ということです。
それでも簡単に外の光を室内に入れられるだけでもメリットは大きいです。
[ GOOD POINT ]
○ 当然ながらプライバシーが守れる。
○ コンパクトに収納、そして軽量。
○ 前後共に収納ケースが付いてくる。
○ ジムニーJB64,ジムニーシエラJB74専用設計なのでジャストフィット。
○ フロント用のメッシュは直ぐに外が確認できるという点で精神的に閉塞感が和らぐ。
[ BAD POINT ]
× 前後合わせて税込5万円越えはなかなかの高額。
× 特にリア用はコスパが悪い気が...。
△ リア用の吸盤がダメになるのが早そう。(耐久性は未確認ですがあまり丈夫そうな吸盤ではない)
△ ドアウィンドー用はメッシュ二重構造だがいつでも空気の入れ替えが可能というわけではない。
フロント用はいずれも吸盤を使用しないので、使用後に窓ガラスに跡が残らないのもGOODポイント!
少々高額にも思えますがフロント用はその作りと機能をみれば納得のいく価格です。フロントはアリだと思います。
それに比べリア用は単純な吸盤装着タイプ...専用設計とはいえコスパは悪い気が?器用な方なら自作もありでしょうし、量販店で売られている汎用品や、サードパーティー品でもいいかなと思います。
私的結論:フロント用は買い!リア用はアマ○ン見てみよう!
こちらは出発前に撮影した積載荷物の一覧。イベント出展のため荷物はちょっと多めです。これに当日は食材も加わります。
当日開催のサバゲーは参加しないのにエアガンを持って行くのはご愛敬。
並べて思ったことは「載るかなぁ...」(汗
しかし心配御無用。あっさり載りました。
テーブル2台も車内に収まったのですがインパネに傷が付きそうだったので今回はルーフラックに載せて行くことにしました。
ジムニーJB23系では荷室をフラットにするにはアピオオプションの荷室フラットボックスや荷室フラットデッキといったパーツが必要でしたが、新型ジムニーではオプション不要(JB64-XGを除く)。リアシート背面を倒すだけで簡単フラットなのが便利です。
また、リアフェンダー部分のインパネもフラット化されたので荷室の広さ、使い勝手は大幅に改良されていますね。アフターメーカー、ぐうの音も出ず(笑